北朝鮮 来月8日に「威嚇的」軍事パレードの可能性=韓国統一相
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2018.01.26 10:34
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官は26日、ソウル市内で講演し、北朝鮮が2月8日に変更した「朝鮮人民軍創建日(建軍節)」について、「大規模な閲兵式(軍事パレード)を準備している」と明らかにした。
また、「平壌郊外の美林飛行場で(軍事パレードの準備を)行っている」として、「大規模な兵力と、北が持っているほぼ全ての兵器を動員し、かなり威嚇的な閲兵式になる可能性が高い」と述べた。
2月8日は平昌冬季五輪開会式の前日となる。
趙長官は「北は今年で政権樹立70周年を迎え、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が後継者として本格的に位置付ける側面から、党中心の行事を大々的に行っている」と説明。「平昌五輪後も南北関係を継続させることが重要だが、鍵は核問題の解決に転機をもたらせるかだ」として、「米朝間で対話が始まるかどうかが局面転換の鍵になると思う」と述べた。その上で、国連総会で平昌五輪・パラリンピック後の3月25日までの停戦を求める決議が採択されているとして、「その期間内に米朝対話が始まるよう引き出していくことが鍵」と強調した。
また、「韓米演習が再開されると、北は当然強く反発して挑発を行う可能性が高く、新たな対北制裁という悪循環が生じ、昨年や一昨年のような状況に逆戻りする可能性が高いというのが現実的な見通し」と懸念を示した。
その上で、「9日(南北閣僚級会談)、北側にこうなってはならないという立場を話した」と伝えた。
kimchiboxs@yna.co.kr