李元大統領実兄が検察に出頭 情報機関の裏金上納疑惑で
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2018.01.26 11:16
【ソウル聯合ニュース】韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権時、情報機関の国家情報院(国情院)が青瓦台(大統領府)に裏金を上納したとの疑惑を巡り、李氏の実兄で元国会議員の李相得(イ・サンドゥク)氏(82)が26日午前、被疑者として取り調べを受けるため、ソウル中央地検に出頭した。
入院治療中だった李氏は救急車で地検に到着。記者団の質問には一切答えなかった。
同氏は李明博政権時代、絶大な影響力を誇っていた。国会議員だった2011年、訪韓したインドネシアの使節団が滞在するソウル市内のホテルに国情院の要員が忍び込む事件が発生。辞任を求められた元世勲(ウォン・セフン)国情院長(当時)が支援を要請するため、政界の実力者だった李氏に賄賂を渡したと検察はみている。
検察は李氏の供述や健康状態などを考慮し、逮捕状の請求を慎重に検討する方針だ。
検察は李氏に対し、24日に出頭するよう求めたが、李氏は26日に延期するよう要請。24日に意識を失って倒れ、病院で入院治療を受けていた。
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