済州島で難民認定申請者が急増 悪用する例も=韓国
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2018.01.28 11:15
【済州聯合ニュース】韓国南部の済州島で難民認定申請者が急増している。合法的に長期滞在が可能な点を悪用するケースも発生している。
法務部によると、昨年済州で難民認定を申請した外国人は312人で前年比32.2%増加した。昨年の韓国での難民認定申請者(9942人)の3.1%を占める。
韓国で難民法が施行された2013年、済州出入国管理事務所に難民認定を申請した外国人は1人にすぎなかったが、2015年には195人に増えた。宗教的または政治的な理由を挙げ難民認定を申請する中国人が多い。
ビザ(査証)免除制度を施行している済州で外国人は最長1カ月滞在できるが、難民認定申請者に対しては数カ月間に及ぶ審査の期間中に滞在できるよう外国人登録証が発行される。
難民として認められなかった場合は、行政審判を経て訴訟を起こせば裁判期間中は最長3年間滞在することが可能だ。
一方で、不法就労の目的で難民認定申請を悪用するケースも出ている。昨年4月には偽装難民の中国人2人が逮捕された。2人は15年にビザなしで入国後、難民認定を申請し、働いていた。
hjc@yna.co.kr