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北朝鮮で合同練習の南北スキー選手 「私たちは一つだ」

記事一覧 2018.01.31 20:58

【馬息嶺(共同取材団)聯合ニュース】平昌冬季五輪(2月9日開幕)に合わせ北朝鮮東部の馬息嶺スキー場で合同練習を実施する韓国と北朝鮮の選手たちが31日、同スキー場で記念撮影をし「私たちは一つだ」と声を出した。

南北合同練習に向かう韓国代表団=31日、襄陽(聯合ニュース)

南北合同練習に向かう韓国代表団=31日、襄陽(聯合ニュース)

 この日午前に韓国東部の襄陽空港からチャーター機で出発し、同スキー場に近い元山の葛麻空港から北朝鮮入りした代表団45人のうち選手24人は、午後3時から約1時間30分にわたり、北朝鮮の選手らと共に練習を行った。

 北朝鮮の選手の中には平昌冬季五輪に出場する選手も含まれていた。南北の選手たちが会話をしたり、共に行動したりする様子はほとんど見られなかったが、団体写真を撮る際に「私たちは一つだ」と叫んだことがきっかけとなり、打ち解けた。

 スキーウェアに付けるゼッケンについて、韓国は太極旗(韓国国旗)、北朝鮮は故金日成(キム・イルソン)主席や故金正日(キム・ジョンイル)総書記の肖像が描かれたバッジを付けないことで南北は合意した。ゼッケンを除いた衣服への使用については特に合意せず、韓国側の選手の中には太極旗の描かれた服を着ている人もいた。

 韓国側から練習に参加したパク・ジェユン選手は馬息嶺スキー場について、「(江原道のスキー場と比べ)大きく不足したスキー場ではなく、選手としてはとても練習しやすい」と評価した。

 馬息嶺スキー場の頂上付近には食べ物を販売する200席程度の広さの施設があり、同施設の責任者によると、冬季は1日に数百人程度が訪れ、家族連れが日帰りで訪れるケースが多いという。スキー場は通常12月初めから4月中旬まで運営される。

 北朝鮮側は大韓スキー協会などのスタッフや共同取材団にもスキーウェアや帽子、ゴーグル、手袋などを配った。また希望者にはスキー道具一式を提供した。

 韓国代表団は2月1日午前にも合同練習を行い、午後に韓国に戻る。この際に平昌五輪に参加する北朝鮮選手もチャーター機に同乗し、韓国を訪れる予定だ。

北朝鮮のスキー場
北朝鮮のスキー場

北朝鮮の宣伝サイト「朝鮮の今日」が東部、江原道・元山近郊の馬息嶺スキー場を「世界で一流クラスのスキー場」と紹介した。韓国と北朝鮮は平昌冬季五輪に合わせて同スキー場で南北合同練習を実施することで合意。韓国側の関係者が23日から3日間の日程で訪朝し、同スキー場や合同文化行事の開催を予定している景勝地・金剛山を訪問する。馬息嶺スキー場は2014年1月にオープンした=22日、ソウル(朝鮮の今日=聯合ニュース)
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北朝鮮選手に花束
北朝鮮選手に花束

平昌冬季五輪(2月9~25日)に五輪史上初の南北合同チームとして出場する北朝鮮のアイスホッケー女子選手団が25日午後、韓国中部・鎮川の国家代表選手村に到着した。北朝鮮選手団(右側)に花束を渡すアイスホッケー韓国代表ら=25日、鎮川(聯合ニュース)
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北朝鮮選手の誕生日パーティー
北朝鮮選手の誕生日パーティー

韓国中部の鎮川国家代表選手村で、アイスホッケー女子の南北合同チームの選手たちが北朝鮮選手の誕生日を祝っている(大韓体育会提供)=29日、鎮川(聯合ニュース)
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北朝鮮のスキー場へ出発
北朝鮮のスキー場へ出発

韓国と北朝鮮によるスキーの合同練習が行われる北朝鮮東部・馬息嶺スキー場にチャーター機で向かうため韓国東部・襄陽の空港で搭乗手続きを行う韓国選手ら=31日、襄陽(写真共同取材団=聯合ニュース)
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yugiri@yna.co.kr

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