[平昌五輪]北朝鮮選手団への取材過熱 「警護過剰」の指摘も
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2018.02.05 16:36
【江陵聯合ニュース】平昌冬季五輪に出場する選手のうち、最も関心を持たれているのは北朝鮮の選手たちだ。
北朝鮮選手の練習場所ごとに国内外の報道陣が集まり、激しい取材合戦を繰り広げている。韓国政府、大会組織委員会、警察関係者などは北朝鮮選手団が行く場所ごとに出動し、北朝鮮関係者を警護するのに忙しい様子だ。
警護のレベルが過剰との指摘も出ている。
4日に江陵で行われたスピードスケート・ショートトラックの練習では、セキュリティーゲートから専用バスまで、警官が2列になって壁を作り、北朝鮮選手団を保護した。
5日の練習では北朝鮮のショートトラック代表チームが取材エリアを通過する際、報道陣がやや怒気をはらんだ声で何か話してほしいと呼びかけると、これを見ていた組織委関係者が「そのような口調で質問しないでほしい」と制した。
また北朝鮮選手団に対する特別待遇を問題視する声も挙がっている。すべての選手は組織委が運営するシャトルバスを利用し、選手村と練習場、競技場を往復しているが、北朝鮮選手団は警護上の問題を理由に提供された専用のバスに乗って移動している。
特別待遇は選手やコーチだけでなく、記録係と称する関係者が本来入れない場所で北朝鮮選手を撮影するなどの便宜も図られている。
yugiri@yna.co.kr