Go to Contents Go to Navigation

外国人向け交通観光カード 発売1年で20万枚突破=韓国

記事一覧 2018.02.07 14:19

【ソウル聯合ニュース】韓国訪問委員会は7日、外国人専用の交通観光カード「コリアツアーカード」が発売から1年で販売枚数20万枚を超えたと明らかにした。

コリアツアーカード(韓国訪問委員会提供)=(聯合ニュース)

コリアツアーカード(韓国訪問委員会提供)=(聯合ニュース)

 コリアツアーカードは、2016~18年の「韓国訪問の年」を記念して韓国訪問委員会と韓国スマートカードが昨年1月末に発売した交通カードで、希望額をチャージしてバスや地下鉄、タクシーなど全国の公共交通機関のほか、高速バスも利用できる。全国の高速鉄道(KTX)の駅で乗車券を購入することも可能だ。

 外国人が好む観光・ショッピング・エンターテインメント分野の約180社、2192カ所の売り場でこのカードを提示すれば、割引などさまざまなサービスを受けることができる。

 現在の販売場所は全国のセブンイレブンの主要支店、CU(仁川国際空港第1ターミナル入国ロビー)、GS25(仁川空港第2ターミナル入国ロビー)、済州航空、エアソウル、香港エクスプレス、ウリィ銀行(仁川・金浦空港)、新韓銀行(仁川・金浦・済州空港・明洞・明洞駅・弘大支店)、空港鉄道トラベルセンター(仁川空港・ソウル駅・弘大駅)、空港鉄道プラットホームの自販機、ソウルメトロ(1~4号線)の自販機などだ。

 カードを4000ウォン(約400円)で購入した後、全国のコンビニで必要な金額をチャージして使用する。チャージ金額が残った場合はコンビニで払い戻しを受けることができる。

 ただし1000ウォン未満の払い戻しには手数料がかかり、コンビニによっては3万ウォン以上の払い戻しを受け付けない場合もあるため、韓国訪問委員会は必要な金額だけをチャージすることを勧めている。

 コリアツアーカードが発売されてから1年以上になるが、外国人観光客の利用率は低調だ。

 昨年韓国に入国した外国人は約1334万人で、旅行業界はこのうち個人観光客が約70%に達すると推計している。これに基づけば個人観光客約933万人がコリアツアーカードの購入対象者だが、実際のカードの利用率は約2%にとどまる計算になる。

 観光業界の関係者は、利用率が低いのは販売場所が限られているためだと分析する。

 これを受け、韓国訪問委員会はコリアツアーカードのメリットを多様化し、大幅に拡充する一方で海外でのPRを強化し、香港のスマート総合交通カード「オクトパスカード」、日本の「大阪周遊パス」のように韓国を旅行する外国人個人観光客向けに特化した交通カードにする計画だ。

 同委員会の関係者は「昨年第一歩を踏み出したコリアツアーカードが韓国を代表する交通観光カードとして定着するためには、今年が非常に重要な年になる」とし、「地方自治体・業界と協力し、このカードを韓国を訪れる外国人観光客の必須アイテムにしたい」と述べた。

ynhrm@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。