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北朝鮮 平昌五輪での米朝対話拒否か=「米側と接触する意向なし」

記事一覧 2018.02.08 09:44

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は8日、平昌冬季五輪(9日開幕)の開会式に出席する北朝鮮側の代表団と米国側との接触が取り沙汰されていることに関連し、朝鮮中央通信の報道で外務省のチョ・ヨンサム局長の発言を紹介する形で、米側と接触する意向がないとの立場を表明した。

五輪に合わせて9日に来韓する予定の金与正氏(右端)や金永南氏(手前)=(聯合ニュース)

五輪に合わせて9日に来韓する予定の金与正氏(右端)や金永南氏(手前)=(聯合ニュース)

 同通信によると、チョ局長は前日、「明白に言うが、われわれは南朝鮮(韓国)訪問期間に米国側と会う意向はない」と述べた。また、北朝鮮代表団の訪韓は純粋に冬季五輪に参加し、開催を祝うためと強調。「冬季五輪のようなスポーツの祭典を政治的空間として利用しない。そのような必要も感じない」と語った。

 米国からはペンス副大統領を団長とする代表団が平昌五輪の開会式に出席する。北朝鮮からは金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏ら高官代表団が出席する予定で、米朝間の接触があるかどうかが注目されている。

 一方、米トランプ政権はペンス氏の開会式出席を正式発表して以降、韓国でペンス氏と北朝鮮高官との会談は「設定されていないし予定もない」と繰り返し表明してきた。ただ、ペンス氏は「私から北朝鮮への面会要請はしていないが、どうなるか様子を見よう」と述べるなど、北朝鮮と接触する可能性を否定しなかった。

 こうした中、北朝鮮がチョ局長の発言を紹介したのは、米国が米朝接触に距離を置くような姿勢を示す状況で、あえて米国との対話を進めないとの立場を表明したものと受け止められる。

 韓国の北朝鮮専門家、金錬鉄(キム・ヨンチョル)仁済大教授は「対話に消極的な米国に対する(北朝鮮の)反応とみるべき」と分析する。

csi@yna.co.kr

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