北朝鮮 軍事パレード実施も規模縮小=五輪に配慮か
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2018.02.08 17:40
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は正規軍創設を祝う朝鮮人民軍創建日(建軍節)を迎えた8日、首都平壌の金日成広場で軍事パレードを行った。ただ、その規模は前回より縮小されたようだ。
韓国政府当局者はこの日、「北の軍事パレードは韓国時間のきょう午前11時半から午後1時ごろまで約1時間30~40分にわたり行われた。昨年のパレードより『内容構成』が縮小された」と述べた。
前回は昨年4月に金日成(キム・イルソン)主席の生誕105年に合わせて行われた。当時は午前10時5分から午後0時56分まで実施されたため、今回は1時間ほど短くなったことになる。
北朝鮮が今回のパレードの時間と内容を縮小したのは、平昌冬季五輪の平和ムードに水を差すとの批判を避けるため、「内部行事」との印象を与える意図があると分析される。
これまでのパレードは朝鮮中央テレビで生中継してきたが、今回は放映していない。韓国政府消息筋は「生中継しないのは異例」と話す。
韓国情報当局は今回のパレードに登場した兵器などを分析している。米全土を射程に収めるとみられる大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火星15」や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などの戦略ミサイルが動員された可能性が高いと情報当局はみている。
csi@yna.co.kr