[平昌五輪]サムスンが選手団に提供のスマホ 北朝鮮は貸与拒否
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2018.02.09 11:23
【江陵聯合ニュース】平昌冬季五輪の大会組織委員会は9日、大会公式パートナーの韓国・サムスン電子が選手らに提供している五輪特別仕様のスマートフォン(スマホ)について、国連制裁違反となる懸念から北朝鮮選手団には帰国前に返却する条件で貸与しようとしたものの、北朝鮮が受け取りを拒否していることを明らかにした。
スマホは「ギャラクシーノート8 オリンピックエディション」で、サムスン電子が選手団や国際オリンピック委員会(IOC)関係者に計約4000台を提供している。
国連安全保障理事会の制裁は、取引や軍事目的に転用可能な電子機器やぜいたく品の北朝鮮への提供を禁じており、選手がスマホを北朝鮮に持ち帰れば制裁違反になりかねないとの懸念があった。
一方、IOCと組織委は同じく国連制裁下にあるイランの選手団に対しても返却する条件で貸与する方針だったが、スマホが支給されないことに反発してイランでサムスン製品の不買運動が起き、最終的に返却条件を付けずに提供することにした。
tnak51@yna.co.kr