正恩氏妹らの北朝鮮代表団 3日間の訪韓日程終え帰国
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2018.02.11 22:45
【ソウル聯合ニュース】平昌冬季五輪開幕に合わせて韓国を訪問した北朝鮮の高官代表団が11日夜、専用機で仁川国際空港を出発し帰国の途に就いた。
趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官らが空港で見送った。
団長を務める金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長、崔輝(チェ・フィ)国家体育指導委員長、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長らの代表団は9日に専用機で韓国入り。同日夜に開催された平昌五輪の開会式に出席した。北朝鮮最高指導者の家族が訪韓したのは初めて。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金与正氏の接触は大きな関心を集め、開会式で両氏が握手を交わした場面は海外メディアが「歴史的な握手」などと伝えた。
代表団は10日にはソウルの青瓦台(大統領府)で文大統領と面会。金与正氏は金委員長の親書を手渡し、金委員長のメッセージとして文大統領の訪朝を要請した。青瓦台は金与正氏が金委員長の特使として派遣されたことを明らかにした。
同日夜には五輪史上初めて結成されたアイスホッケー女子の南北合同チーム「コリア」の初戦を文大統領と金与正氏らが共に観戦した。
11日午後にはソウルの国立劇場で行われた北朝鮮芸術団「三池淵管弦楽団」の公演を文大統領夫妻と代表団が鑑賞した。
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