北高官代表団が訪韓結果報告 正恩氏「和解・対話ムードの昇華が重要」
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2018.02.13 08:40
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が前日に高官代表団から訪韓結果の報告を受けたと報じた。金委員長は「五輪を契機に北と南の強烈な熱望と共通した意志がもたらした和解と対話の良い雰囲気を昇華させ、素晴らしい結果を引き続き積み上げていくことが重要だ」と述べ、今後の南北関係の改善、発展方向を示し、当該部門で実務的な対策を立てるよう指示したという。
金委員長の妹で、金委員長の特使を務めた金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長ら高官代表団は、平昌冬季五輪開幕に合わせて9~11日に韓国を訪問した。
中央通信は、金委員長が代表団の報告に満足感を示しながら「南側(韓国)が高官級代表団をはじめ冬季五輪に参加した北朝鮮側メンバーの訪問を格別に重視し、便宜と活動保障のために誠意を尽くし努力する姿が印象的だった」として謝意を表したと伝えた。
また、「最高領導(指導)者同志(金正恩氏)の特命を受けて活動した党中央委第1副部長の金与正同志は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領ら南側要人との接触状況、今回の活動中に把握した南側の意中や米国側の動向などを最高領導者同志に詳しく報告した」とした。
この報告の席には、代表団の団長を務めた金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、金与正氏のほか、崔輝(チェ・フィ)国家体育指導委員長、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長らが出席した。
mgk1202@yna.co.kr