[平昌五輪]試合結果を1秒で記事に 聯合ニュースの「ロボット記者」大活躍
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2018.02.14 13:35
【ソウル聯合ニュース】平昌冬季五輪主管ニュース通信社の聯合ニュースは今大会で、ロボットのアルゴリズムを用いて五輪関連記事を自動作成するサービス「オリンピックボット(olympicbot)」を本格的に運用している。
オリンピックボットが試合終了後、記事の作成を始めてウェブサイトに掲載するまでにかかる時間はわずか1~2秒。テレビの生中継が終わると同時に韓国語の記事がアップされる。
五輪取材のために開発されたアルゴリズムは試合結果、主な韓国選手の成績、メダルランキングの変動などを競技データの中から自動で抽出し、適切な単語を選んで文章化して記事を完成させる。自然な文章になるよう、実際の記者たちが作成した記事のデータベースや文章スタイルを活用する。
オリンピックボットの強みは、人間よりも迅速かつ正確に、そして四六時中、記事を生産できることだ。試合結果に対する恣意(しい)的な解釈や選手への偏見が入り込む余地もない。特に、今大会では取材が手薄になりがちな不人気競技やパラリンピックに関する報道で大きな威力を発揮すると期待される。
聯合ニュースは、サッカー英プレミアリーグの全試合の記事をアルゴリズムで自動作成するサービスを昨年8月から行っている。国際スポーツイベントに相次いで「ロボット記者」を投入するメディアは世界的にも珍しい。
tnak51@yna.co.kr