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セウォル号起こす準備作業実施 船体を埠頭と水平に移動=韓国

記事一覧 2018.02.21 14:41

【木浦聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、海底から引き揚げられ昨年4月に全羅南道・木浦新港の埠頭(ふとう)に陸揚げされた旅客船セウォル号の船体を起こすための準備作業が21日、行われた。

埠頭に垂直に置かれていたセウォル号の船体(写真上)が水平(下)に移動した=21日、木浦(聯合ニュース)

埠頭に垂直に置かれていたセウォル号の船体(写真上)が水平(下)に移動した=21日、木浦(聯合ニュース)

 セウォル号の船体調査委員会によると、同港でこの日午前、韓国造船会社の現代三湖重工業が埠頭と垂直に横倒しになっている全長148メートルの船体を少しずつ動かして90度回転させ、埠頭と水平にする作業を4時間かけて無事に終えた。陸揚げして以降、船体を動かしたのは初めて。

 同社はまた、船体が置かれていた場所に小型フェンスを設置し、衣類など船体から出てきた遺留品を回収した。

 海上クレーンを使って船体を起こす作業は5月31日までに行う予定。セウォル号の事故では修学旅行中の高校生ら299人が死亡し、5人が行方不明のままとなっている。

セウォル号事故を永遠の教訓に
セウォル号事故を永遠の教訓に

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「海洋警察の日」の記念式典で演説し、2014年の旅客船セウォル号沈没事故を受けて解体され、文政権で復活した海洋警察庁に対し、「国民がもう一度機会を与えた。国民の安全だけを考える海洋警察に生まれ変わらなければならない」として、「セウォル号(事故)を永遠の教訓にしなければならない」と呼びかけた。式典で参加者と握手を交わす文大統領(中央)=13日、仁川(聯合ニュース)
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セウォル号犠牲者の葬儀
セウォル号犠牲者の葬儀

2014年4月に韓国南西部の珍島沖で起きた旅客船セウォル号沈没事故から約3年半後の今年5月末に船体で見つかった犠牲者、イ・ヨンスクさんの葬儀が釜山市民葬儀式場で営まれた。遺族は残り5人の行方不明者の遺骨が見つかるまで葬儀を待つ意向を示していたが、周囲の助言を受け、葬儀を執り行うことにした。出棺されるイさんの棺=15日、釜山(聯合ニュース)
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学校に最後の別れ
学校に最後の別れ

2014年4月に発生した旅客船セウォル号沈没事故で行方不明となった檀園高校(京畿道安山市)の男子生徒2人と教諭1人の葬儀が20日行われた。沈没事故では修学旅行中だった同校の生徒ら304人の死者、行方不明者を出し、5人が依然見つかっていない。3人の遺影を掲げて校内を回る遺族ら=20日、安山(聯合ニュース)
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「セウォル号」船体起こす作業開始
「セウォル号」船体起こす作業開始

2014年4月16日に韓国南西部の珍島沖で沈没し、昨年3月下旬に引き揚げられた旅客船セウォル号の船体を起こすための事前作業が始まった。横倒しになっている船体の下に鉄製ビームを設置して海側に移動させ、海上クレーンを使って起こす計画だ。船体を起こす作業は6段階に分け、5月31日までに行う。セウォル号事故では299人が死亡し、5人が行方不明のままだ=21日、木浦(聯合ニュース)
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tnak51@yna.co.kr

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