文大統領「緊張緩和は米国のお陰」 イバンカ氏は対北圧力に言及
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日、平昌冬季五輪の閉会式(25日)に出席するため来韓したトランプ米大統領の長女、イバンカ大統領補佐官を招いて青瓦台(大統領府)で夕食会を開いた。
この席で文大統領は「北の五輪参加を機に南北間の活発な対話が進んでおり、これが朝鮮半島の緊張を緩和し、南北関係を改善していくことに大きく寄与している」と述べた上で、トランプ大統領が南北対話を強力に支持してくれたお陰だとして謝意を示した。
また、米国の関心と協力が平昌五輪の開催成功の重要な要因だとし、スノーボード女子ハーフパイプで韓国系米国人選手が金メダルを獲得したことや、アイスホッケー女子の南北合同チーム「コリア」で韓国人の母と米国人の父を持つ選手が出場したことに言及しながら、韓米両国の同盟関係は永遠に続くだろうと強調した。
これに対し、イバンカ氏は「朝鮮半島の非核化を保障するため最大限の圧力を(北朝鮮に)かける戦略に対するわれわれの意志を再確認するために席を設けて下さったことに感謝する」とし、「同盟国かつ友好国として価値を共有し、協力を強化する機会になると期待する」と述べた。
文大統領とイバンカ氏は夕食会を前に35分間の会談を行い、朝鮮半島問題などについて意見交換した。青瓦台関係者によると、会談は米国側の要請により非公開で行われたという。
イバンカ氏はトランプ大統領からのメッセージを文大統領に伝え、文大統領は北朝鮮核問題にとって重要な米朝高官協議に米国が積極的に乗り出すようイバンカ氏に伝えたとみられる。
イバンカ氏は、平昌五輪閉会式に出席する米政府代表団のトップとしてこの日午後来韓した。一行は24~25日に米国の競技を観戦した後、閉会式に参加し26日に帰国する予定だ。
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