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[平昌閉幕]30年ぶりの自国開催五輪 成功裏に終了へ

記事一覧 2018.02.25 17:00

【平昌聯合ニュース】ウインタースポーツ最大の祭典、平昌冬季五輪が25日、17日間の熱戦を終え閉幕する。韓国では1988年のソウル夏季五輪以来30年ぶりに開かれた五輪で、日本の札幌(72年)、長野(98年)に続きアジアでは3回目に開かれた冬季大会だ。

開会式の様子=9日、平昌(聯合ニュース)

開会式の様子=9日、平昌(聯合ニュース)

 平昌五輪には冬季大会で過去最多となる92カ国・地域の選手2920人が出場。冬季では最多となる102個のメダルをかけて熱い争いが繰り広げられた。

 韓国北東部、江原道の平昌、江陵などで開かれた平昌五輪は運営や興行、記録の面などで成功したとの評価を受ける。

 14年のソチ冬季五輪や16年のリオデジャネイロ五輪が不十分な準備や治安問題などで多くの非難を受けたことと比べれば、今回の平昌五輪は「成功した大会」と言えそうだ。

 宋承桓(ソン・スンファン)総監督が演出した平昌五輪の開会式は「低予算で劇的な感動を伝えた」との評価を受ける。今回の開・閉会式の予算は08年北京五輪の約10分の1にすぎなかった。

 開会式は07年の長春冬季アジア大会以来11年ぶりに韓国と北朝鮮の選手団が合同入場し、意味深いイベントなった。

 大会運営でも全般的に大きな問題はなかった。

 大会期間中、強風で一部競技の日程に変更があったものの、アルペンスキー女子大回転で金メダルを獲得したミカエラ・シフリン(米国)が「屋外スポーツでは仕方ない部分」と言ったほど、不可抗力な問題だった。

 米全国紙USAトゥデーは平昌発の記事で、「韓国では厳しい銃器規制で銃乱射事件など考えられない」と報じた。また、武装した軍人が警戒に当たった14年のソチ五輪とは対照的に、平昌では「平和な雰囲気」と伝えた。

 北朝鮮が参加したことも、大会の盛り上げに役立った。

 女子アイスホッケーの韓国と北朝鮮の合同チームは一部で否定的な指摘もあったが、関心を集め、入場券販売率が98%まで上昇した。

アイスホッケーの南北合同チームの試合=(聯合ニュース)

アイスホッケーの南北合同チームの試合=(聯合ニュース)

 スピードスケート・ショートトラックで二つの世界新記録、ショートトラックとスピードスケートで15の五輪新記録が出るなど、競技内容でも合格点を得たと言える。

 ただ、五輪開催地の平昌と江陵で約200人がノロウイルスに感染し、スイス選手2人が感染したことなどは汚点となった。交通の面でも旧正月連休(15~18日)中に平昌と江陵市内で渋滞が発生したほか、ソウルと五輪開催地の江原道を結ぶ公共交通の不便を訴える外国人の声が聞かれるなど、不十分な部分があった。

 とはいえ、ナイジェリア、エリトリア、マレーシア、シンガポール、エクアドル、コソボの6カ国が初めて冬季五輪に出場したことや、女性選手の割合が冬季五輪最高となる42%を記録するなど、平昌で新たな五輪史のページが刻まれた。江原道の小さな都市、平昌は世界の人々に強い印象を与えたに違いない。

csi@yna.co.kr

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