[平昌閉幕]13年ぶり訪韓の北朝鮮応援団も和解ムードに一役
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2018.02.25 17:00
【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮の関係改善のきっかけとなった平昌冬季五輪で、北朝鮮の応援団が南北の和解ムード醸成に一役買った。
平昌五輪に参加した北朝鮮の応援団約230人は今月7日、陸路で韓国入りした。10~20代の若い女性を中心に構成された応援団は北朝鮮選手の競技とアイスホッケー女子の南北合同チームの試合に加え、韓国の選手が出場する一部の競技も応援したほか、野外公演などを行った。
応援団が韓国で開かれる国際スポーツ大会のため訪れるのは4回目で、約13年ぶり。北朝鮮は2002年のアジア大会(釜山)に288人、03年の夏季ユニバーシアード(大邱)に303人、05年のアジア陸上選手権(仁川)に124人の応援団を派遣した。
当時は「美女応援団」として大きな注目を集めたが、今回の平昌五輪ではそのような表現はあまり使われなかった。むしろ、独特のリズムに合わせた息ぴったりの振り付けなどが、最先端技術と文化の場となった平昌五輪と似合わないとの指摘も出た。野外公演に集まった観客も数百人程度にとどまり、市民の関心がそれほど高くなかったことを裏付けた。
とはいえ、北朝鮮の応援団が平昌五輪で長く断絶された南北の交流を再開させるのに重要な役割を果たしたことは否めない。
平昌五輪での応援はやや違和感があったものの、韓国の観客と共に応援を盛り上げる役割を果たした。応援だけではなく、競技の観戦にも熱中した。報道陣の質問にも以前のように答えないのではなく、短く答えるなどして自然な印象を与えた。
csi@yna.co.kr