［平昌五輪］開催国・韓国のメダル　史上最多「１７」＝アジア勢トップ

【平昌聯合ニュース】ウインタースポーツ最大の祭典、平昌冬季五輪が２５日、１７日間にわたる熱戦を終えた。３０年ぶりの自国開催となった五輪で韓国は冬季大会史上最多となる１７個（金５、銀８、銅４）のメダルを獲得し、総合７位となった。

　メダル総数はこれまで最多だった２０１０年バンクーバー大会（金６、銀６、銅２）の１４を上回った。今大会、韓国は日本（金４、銀５、銅４）や中国（金１、銀６、銅２）などを上回り、アジア勢で最高の成績を収めた。メダル数は「ロシアからの五輪選手（ＯＡＲ）」と並んで６番目に多い。総合順位は０６年トリノ大会（金６、銀３、銅２）と同じ７位だが、メダル数では大きく上回った。これまで総合順位が最も良かったのはバンクーバー大会の５位。

　これまで韓国は「お家芸」のスピードスケート・ショートトラック、スピードスケート、フィギュアスケートでしかメダルを取ったことがなかったが、今大会はさまざまな種目でメダルに輝いた。

　スケルトン男子では尹誠彬（ユン・ソンビン、２３）が、アジア選手として初めて五輪そり競技（スケルトン、ボブスレー、リュージュ）で金メダルを獲得した。

　李相昊（イ・サンホ、２２）はスノーボード男子大回転で銀メダルを獲得した。韓国は１９６０年のスコーバレー大会から冬季五輪に参加しているが、雪上競技でも念願のメダルを手にした。

　カーリング女子は決勝でスウェーデンに３－８で敗れ銀メダルとなったが、前回ソチ大会に続く２回目の五輪舞台で旋風を巻き起こし、世界から注目された。カーリングの銀はアジア勢初だった。

　お家芸のショートトラックは林孝俊（イム・ヒョジュン、２１）が男子１５００メートルで優勝したほか、女子１５００メートルで崔ミン禎（チェ・ミンジョン、１９）が金メダルを取った。崔は女子３０００メートルリレーの２連覇にも貢献した。ショートトラックはほかに銀１個、銅２個のメダルを獲得した。

　スピードスケートは２９歳の李承勲（イ・スンフン）が新種目マススタートの男子で初代王者に輝いたほか、銀４、銅２の計７個のメダルを取った。

　韓国は今大会、選手１４６人と役員７５人の計２２１人からなる過去最大の選手団を結成。金８、銀４、銅８の２０個のメダルを獲得し、総合４位に入るという目標を掲げていた。目標は達成できなかったものの、史上最多のメダル獲得やさまざまな種目でメダルが生まれたことから、韓国の冬季スポーツは大成功を収めたと言える。

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