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性暴力から女性警官守れ 韓国海洋当局が対策発表

記事一覧 2018.03.06 12:51

【仁川聯合ニュース】韓国社会でセクハラや性暴力の被害を告発する動きが広まる中、海洋警察庁は6日、女性警官が勤務する警備艇に二重ロック装置を設置するなど、職場での性暴力予防のための総合対策を講じると発表した。

 警備艇内で女性警官が生活する寝室のドアに二重ロックとドアレンズを取り付け、ドアの外部周辺に監視カメラを設置する予定だ。

 女性警官をはじめとする女性職員全員を対象に近々実態調査を行って明らかになっていない性暴力被害がないかを確認し、ケースによっては加害者に懲戒処分を下すなど厳しく対応する方針だ。

 また、海洋警察は被害の通報や相談を受け付けるインターネット上のサイバー相談窓口を運営する計画だ。

 海洋警察の女性警官の比率はこの10年で大きく増加。2000年代には全体の2%に過ぎなかったが、現在では海洋警察官8426人のうち7.7%(653人)が女性だ。

 警務・企画分野に限られていた業務も、艦艇・海上安全・派出所など全分野に広がり、このほど初めて女性の警備艦長や航空整備士も誕生した。

 海洋警察は性暴力被害の通報後、二次被害を防ぐために被害者の保護も強化する。

 被害の通報を受け付けると勤務地で加害者と被害者をすぐに引き離し、秘密保持のために代理人が被害者の代わりに事件の調査に参加できるようにする。

 部署の上司などが性暴力事件を組織的に隠蔽(いんぺい)したり、被害者に不当な人事発令を行ったりした場合、当該組織のトップを含め厳重に責任を問う方針だ。

 海洋警察庁の関係者は「海洋警察は職場内の性暴力に対して絶対に沈黙しない」とし、「何よりも性暴力被害者が恐れることなく告発できる文化から作っていく」と述べた。

ynhrm@yna.co.kr

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