北と対話も「核・ミサイル対応力の早期構築が必要」=文大統領
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2018.03.06 14:55
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、ソウルで開かれた陸軍士官学校の卒業・任官式に出席して祝辞を述べた。北朝鮮核問題と関連し、「われわれは朝鮮半島の非核化に向け北と対話する必要がある」とした一方、「同時に北の核とミサイルへの実効性のある対応能力を早期に構築するため総力を挙げるべきだ」と指摘した。また、強い国防力がなくては平和を守ることも、築くこともできないとし、「平和はおのずと与えられるものではなく、平和をつくる根幹は挑発を許さない軍事力と安全保障態勢だ」と強調した。
文大統領は、南北関係を改善し、朝鮮半島非核化に向けた米朝対話を促す目的で5日に北朝鮮へ特使を派遣した。現在進んでいる北朝鮮との対話を、現実的な北朝鮮の脅威に対応する軍事力で下支えすべきとの姿勢を強調したものと受け止められる。
文大統領は特に「韓米連合防衛態勢を一段と強固に発展させていく」と述べ、朝鮮半島の平和に向け周辺国をはじめとする国際社会の支持を取り付ける努力も継続するとした。
tnak51@yna.co.kr