合同入場中止も笑顔の南北選手 平昌パラ開会式
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2018.03.09 21:42
【ソウル聯合ニュース】平昌冬季パラリンピックの開会式が9日夜、平昌オリンピックスタジアムで行われ、合同入場の計画が中止となった韓国と北朝鮮の選手団は個別に入場したものの、開幕自体を楽しむように明るい表情を浮かべていた。
韓国のハングルでの国名表記順により、日本に続き北朝鮮が34番目に入場すると場内から歓声が沸き起こった。北朝鮮がパラリンピックに参加するのは初めてで、出場する2人の選手のうち旗手を務めたキム・ジョンヒョン選手は緊張した面持ちだったが、マ・ユチョル選手は笑顔で歓声に応えた。
開催国の韓国は最後の49番目に入場した。ノルディックスキー距離とバイアスロンの男子座位に出場するシン・ウィヒョン選手が旗手を務め、選手らは明るい表情で観客に手を振った。
先月の平昌冬季五輪の開会式では南北の選手団が朝鮮半島旗を掲げて合同入場し、大きな感動を与えた。パラリンピックでも合同入場行進する方針だったが、北朝鮮が朝鮮半島旗に独島が描かれていないことを問題視し、南北は別々に入場することになった。国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)は両大会の政治利用を禁じており、平昌五輪の開会式では南北は独島のない朝鮮半島旗を掲げて合同入場した。
ただ、一部の観客は独島が書かれた朝鮮半島旗を振って南北の選手団を迎えた。
ikasumi@yna.co.kr