韓国外相が米国に出発 国務長官代行と会談予定
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2018.03.15 10:27
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が北朝鮮核問題や通商問題など韓米の懸案を話し合うため、15日に仁川国際空港から米国に向けて出発した。解任されたティラーソン国務長官の代行を務めるサリバン国務副長官と16日(現地時間)に会談する予定だ。
康氏は当初、訪米中にティラーソン氏と外相会談を行うことになっていたが、同氏の突然の解任を受けて予定が変更された。
2泊3日の訪米で、康氏は米国側と急進展した朝鮮半島情勢に対する認識を共有し、4月末に予定される南北首脳会談、5月までに行われる見込みの米朝首脳会談を巡り協議する見通しだ。また、鉄鋼輸入制限など米国の保護貿易策を含む経済・通商懸案についても話し合うとされる。
ティラーソン氏の後任に指名されたポンペオ中央情報局(CIA)長官と会談するかどうかにも注目が集まるが、ポンペオ氏はまだ議会での指名承認手続きを経ていないため可能性は高くないとみられている。
康氏はあわせて、米議会上下両院の要人らと会い、韓米関係の強化、北朝鮮核問題の平和的解決などに対する支持と協力を求める予定だ。
康氏の訪米に先立ち、北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長が14日、南北、米朝首脳会談に関する協議のため米国へ向かった。
tnak51@yna.co.kr