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今月末の南北高官級会談推進へ 韓米会談開催も期待=韓国

記事一覧 2018.03.16 18:43

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は16日、4月末に予定される南北首脳会談に向けた準備委員会の初会合を青瓦台(大統領府)で開き、会談の議題などを調整するため、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官を代表とする高官級会談を今月末に開くよう北朝鮮に提案することを決めた。準備委員長の任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長が会合後の記者会見で明らかにした。

会合に出席した任氏=16日、ソウル(聯合ニュース)

会合に出席した任氏=16日、ソウル(聯合ニュース)

 準備委は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使団が訪朝した際に合意した韓国の芸術団とテコンドー演武団の平壌公演を4月初旬に行う方向で調整することにした。団長は都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官が務め、公演に向けた実務会談を南北軍事境界線がある板門店で来週初めに開く方針だ。

 また、2000年と07年の南北首脳会談の経験を共有し、各界からの意見を聞くため、金大中(キム・デジュン)政権で統一部長官を務めた林東源(イム・ドンウォン)氏を団長とする30~40人規模の諮問団を構成する。

 任氏は「会合では今回の南北首脳会談が朝鮮半島の平和の根本的な解決のための転機にならなければならないことを確認した。朝鮮半島の非核化や画期的な軍事的緊張の緩和を含む恒久的な平和定着、そして南北関係が新しく大胆に進展するための議題に集中して準備することにした」と説明。「会合を週1回開催し、分科委の会合は随時開き、スピーディーに首脳会談を準備する」との方針を示した。

 南北首脳間のホットライン設置については、「実務で議論しており、高官級会談が3月末に行われれば、そこでもう少し整理できると思う」と述べた。

 首脳会談の期間に関しては、「現段階では板門店(で開かれる)会談のため、1日間の会談になると予想する」と説明。首脳会談の定例化については、「具体的に議論しなければならないが、実務会談を通じて着実に準備すれば、板門店会談という新しい形として位置づけられる可能性もあるのではないかと期待する」と述べた。

 また、「板門店会談は北を訪問したり、南(韓国)に招待したりすることに比べ、警護やあらゆる面で非常に効率的だと思う。定着すればはるかに良い方法」と述べた。

 南北首脳会談と米朝首脳会談の間に韓米首脳会談が開かれる可能性については「南北首脳会談が行われてから一定の期間を置いて北米(米朝)会談が開かれるのであれば、(米朝会談前に)韓米首脳会談があったほうが良いと思う」との認識を示した。

 特使らが米国や中国、日本、ロシアを訪問した結果を北朝鮮に説明したかどうかについては、「伝達していない」とした。

kimchiboxs@yna.co.kr

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