Go to Contents Go to Navigation

22年に日本抜き世界4位の輸出国に 韓国政府が新通商戦略

記事一覧 2018.04.05 15:48

【世宗聯合ニュース】韓国産業通商資源部の通商交渉本部は5日、輸出先の多角化などを通じて2022年に日本を抑え世界4位の輸出国に浮上するという目標を盛り込んだ「新通商戦略」をまとめていると明らかにした。

3月26日、米国側と大筋合意した韓米FTAの改定内容を伝える金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長=(聯合ニュース)

3月26日、米国側と大筋合意した韓米FTAの改定内容を伝える金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長=(聯合ニュース)

 韓国の2017年の輸出額は5737億ドル(約61兆3000億円)で日本の6981億ドルを下回り、世界6位だった。22年に7900億ドル水準まで引き上げることを目標に、米国と中国に対する輸出依存度(17年基準で36.7%)を下げるとともに、新興市場に輸出先を広げる新北方・新南方政策を推進する。

 米国に関しては、改定した韓米自由貿易協定(FTA)を基盤に両国の相互投資と雇用拡大を支援し、エネルギーや第4次産業革命の分野で未来志向の協力促進を模索する。中国とは韓中FTAのサービス・投資分野の追加交渉で韓国のサービス業界や専門人材の中国進出基盤を整え、都市間FTAなど高いレベルの地域経済統合で信頼を築く。

 また、新北方政策の一環としてロシア主導のユーラシア経済連合とFTAを結び、貿易拡大と人材進出の足場を築くとともに、北極海航路開拓の機会として活用する方針だ。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)やインドなど南方の国々に対しては、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉妥結とすでに締結したFTAの改善を通じ、競合国よりも有利な輸出環境をつくる。

 米国を除く日本など環太平洋経済連携協定(TPP)参加11カ国が先ごろ署名した新協定、いわゆるTPP11への参加も前向きに検討する。参加を決めれば下半期に国内の手続きを進める方針だ。

tnak51@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。