「北、完全非核化の意思表明」 平和協定締結に意欲=文大統領
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2018.04.19 16:18
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日、主要メディアの社長らを青瓦台(大統領府)に招き、昼食会を兼ねた懇談会を行った。この席で文大統領は「北は今、国際社会に完全な非核化の意思を表明しており、我々に積極的な対話の意向を示している」として、「北米(米朝)も積極的な対話の意思を持って首脳会談を準備しており、会談成功のため、良い雰囲気をつくろうとする誠意を互いに見せている」と述べた。
また、「65年間続いてきた(朝鮮戦争の)休戦体制を終え、終戦宣言を経て平和協定の締結へ進まなければならない」と強調。「(北朝鮮は)在韓米軍の撤収など米国が受け入れられない条件を提示せず、対北敵視政策の撤回、安全保障を言うだけ」として、「その点が確認されたため、北米が会談を進めている」との見解を示した。
その上で、「南北や北米首脳会談で非核化や平和体制(構築)、北米関係の正常化、北の経済発展のための国際的な支援など、大きな枠組みでの合意はそれほど難しくないと思う」と述べた。
文大統領が就任後、主要メディアの社長らと懇談するのは初めて。27日に予定されている南北首脳会談に関する助言のほか、首脳会談の成果が国民だけでなく、世界各国に広く伝わるよう協力を求めた。
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