南北首脳会談の夕食会メニュー公開 平壌冷麺など
記事一覧
2018.04.24 17:20
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は24日、南北首脳会談(27日)の夕食会のメニューを公開した。
金氏は「夕食会は民族の平和や統一のため尽力した方々の思いを込めて準備した」として、「その方々の故郷などから持ってきて丁寧に手をかける」と説明した。
金氏によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がメニューとして平壌の有名レストラン「玉流館」の冷麺を提案。北朝鮮側が受け入れた。
北朝鮮側は会談当日、玉流館のトップ料理人を板門店に派遣。玉流館で使う製麺機を板門店の北朝鮮側施設「統一閣」に設置し、製麺機で打った麺を会談の会場「平和の家」に配達して玉流館の冷麺の味を再現する。
また、故金大中(キム・デジュン)元大統領の故郷、全羅南道・新安の可居島産のニベやナマコを使った料理、故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の故郷である慶尚南道・金海の烽下村産の米で炊いたご飯、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が幼年期を過ごした釜山産のマトウダイ焼きなどが出される。
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が幼年時代を過ごしたスイスのジャガイモ料理「レシュティ」を韓国風にアレンジしたジャガイモチヂミもテーブルに並ぶ。デザートにスイスの食材で作られたマカロンも出される。
乾杯酒は約1000年の歴史を持ち、酒造りが重要無形文化財に指定されているムンベ酒と香り豊かな杜鵑酒が使われる。
青瓦台関係者は夕食会について、「南北首脳や随行員数人だけが出席するのではなく、南北いずれも(出席者の)範囲を広げて行われる」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr