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「新たな平和時代を確信」 板門店宣言の意義強調=文大統領

記事一覧 2018.04.30 16:29

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は30日の首席秘書官・補佐官会議で、27日に南北首脳が署名した「板門店宣言」について、「新しい朝鮮半島時代を切り開く歴史的な出発」と述べた。

首席秘書官・補佐官らと会談の成果を祝う文大統領(左端)=30日、ソウル(聯合ニュース)

首席秘書官・補佐官らと会談の成果を祝う文大統領(左端)=30日、ソウル(聯合ニュース)

 首脳会談での宣言について文大統領は「朝鮮半島にもはや戦争と核の脅威はないことを全世界に示した平和宣言」と、その意義を強調した上で「非武装地帯の平和地帯化など、軍事的な緊張緩和に向けた南北の努力と信頼構築を通じ、新しい朝鮮半島の平和時代が開かれると確信する」と語った。

 また南北の共同繁栄に向けた画期的な契機がつくられたと述べ、「分野別の対話システムの全面的な復元とともに南北共同連絡事務所(の設置)によって常に協議できる枠組みをつくり、持続可能な関係改善を定着させる」との考えを示した。

 板門店宣言で完全な非核化や核のない朝鮮半島との共同目標を確認したことにも触れ、「世界が望んでいたことで、朝鮮半島はもちろん、世界史的な大転換の出発点になると確信する」と述べた上で「朝鮮半島の平和と繁栄の時代を後戻りできない歴史にしなければならない」と強調した。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に対しては、「会談成功のため、真心と誠意を尽くした金委員長の努力にもあらためて感謝の意を表する」と述べた。

 南北合意書締結の国会批准に関しては、「政治的な手続きではなく、法律的な手続きであることを肝に銘じてほしい」として、「国会の同意が新たな政争の具になることは望ましくない」と述べ、野党に協力を求めた。

 来月にも開催される米朝首脳会談にも言及し、「会談成功のため、米国との緊密な協議など、政府にできる必要な努力をしてほしい」として、「南北米の対話チャンネルをしっかりと稼働させ、国際社会の支持を得るための努力も並行しなければならない」と述べた。

kimchiboxs@yna.co.kr

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