パワハラ疑惑の大韓航空前専務が容疑否認 警察は逮捕状検討
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2018.05.02 12:04
【ソウル聯合ニュース】韓国・大韓航空の趙顕ミン(チョ・ヒョンミン)前広告担当専務(34)が会議中に腹を立ててコップを投げるなどのパワハラ行為をしたとの疑惑について、趙氏は1日、警察の聴取で暴行や特殊暴行、威力業務妨害など全ての容疑を全面的に否認した。警察は強制捜査が必要とみて、逮捕状を取ることを検討している。
趙氏は大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の次女。3月16日、大韓航空の広告を担当する代理店社員らとの会議で、質問にうまく答えられなかったという理由で声を張り上げながらガラスのコップを投げ、会議の出席者に向けて紙コップに入った飲み物をまいた疑いが持たれている。1日午前にソウル江西警察署に容疑者として出頭し、約15時間にわたり事情聴取を受けて2日未明に帰宅した。
江西警察署の関係者は2日、「趙氏は人に向けて紙コップの飲み物をまいたのではなく、座った状態でドアに向けて手の甲で(コップを)押したと供述した」などと伝え、趙氏が暴行や業務妨害の容疑を全て否認したことを明らかにした。
警察は、ガラスのコップを人に向けて投げたとすれば特殊暴行容疑を適用できるとみて事実関係を追及したとされるが、趙氏はこれについても、人のいない方向に投げたという趣旨の供述をしたという。
tnak51@yna.co.kr