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北朝鮮の核実験場 本格的な坑道爆破準備はまだ=韓国軍

記事一覧 2018.05.14 12:13

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が23~25日の間に北東部・豊渓里の核実験場を閉鎖する計画を発表したが、坑道を爆破する方法での閉鎖を本格的に準備する動きはまだないと韓国軍当局は判断しているようだ。

米ジョンズ・ホプキンズ大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」が3月末に配信した豊渓里の核実験場の様子=(AP=聯合ニュース)

米ジョンズ・ホプキンズ大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」が3月末に配信した豊渓里の核実験場の様子=(AP=聯合ニュース)

 韓国軍関係者は14日、「豊渓里の核実験場を出入りする北の人員や車両は平素と変わりない水準だ」と伝えた。また、核実験場内での施設撤去の動きはないとした。

 軍当局は同核実験場にある四つの坑道のうち、1番と2番坑道は過去の核実験により使用が不可能になっており、4番坑道はまだ核実験を行う準備ができていないため、現在は3番坑道でのみ実験が可能と判断している。

 同関係者は「これまでに捉えられた核実験場の特異動向は、3番坑道と推定される場所での電線撤去だ」と伝えた。

 北朝鮮外務省は12日、同核実験場で23~25日の間に「全ての坑道を爆破する方法で崩落させ、入り口を完全に閉鎖する」と発表した。発表通りのことが行われれば同核実験場は使用不能になるが、専門家が試料を採取せずに閉鎖されれば北朝鮮による過去6回の核実験の詳細も把握できなくなると懸念される。

tnak51@yna.co.kr

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