文大統領 米国に向け出発=トランプ氏と「非核化」調整へ
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2018.05.21 17:36
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日午後、トランプ米大統領との首脳会談のため、ソウル空港(軍用空港)からワシントンに向けて出発した。
1泊4日の公式実務訪問で、文大統領の訪米は就任後3回目となる。
両首脳の会談は4回目で、昨年7月にドイツであった主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて開催された韓米日の3カ国首脳会談を含めると5回目となる。
文大統領は21日午後(米東部時間)にワシントンに到着し、迎賓館に宿泊する。22日午前にトランプ政権で外交・安全保障政策を担当する高官らと面会。同日正午ごろ、トランプ大統領と2人だけの会談を行った後、拡大会合を兼ねた昼食会に出席する。
両首脳は昨年11月、トランプ大統領が訪韓した際に約15分間、2人だけで会談した。今回は朝鮮半島の非核化という重大な課題を抱える中、朝米(米朝)首脳会談を控えて非核化のロードマップ(行程表)を巡る北朝鮮と米国の駆け引きが激しくなっているため、長時間にわたり2人だけで会談する可能性がある。
朝鮮半島の非核化に向けたロードマップの調整に集中するとみられる。米国が求める一括妥結式のプロセスと北朝鮮が望む段階的・同時的な措置との間の溝を埋めることに多くの時間を割く見通しだ。
北朝鮮が韓国と米国に強い不満を示し、順調に進んでいた非核化議論の先行きに不透明感が強まっている局面を打開する方策などについても意見交換するとみられる。
一方、文大統領は会談後、1889年に設置され、このほど博物館として生まれ変わった在米大韓帝国公使館を訪問する。
22日午後、ワシントンを出発し、24日早朝(日本時間)にソウル空港に到着する。
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