北朝鮮記者が取材実現の可能性示唆 韓国記者団に「希望持って」
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2018.05.22 13:48
【北京聯合ニュース】北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場の廃棄を取材するため22日に中国から北朝鮮に向かった外国記者団に韓国の記者団が含まれなかったことについて、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞の北京特派員、ウォン・ジョンヒョク氏は残念さをにじませた。
ウォン氏はこの日、北京首都国際空港のチェックインカウンター前で取材に応じ、「南(韓国)側の記者たちが参加してくれれば私もどれほどよかったか。私も同じ記者として(残念だ)。私も新聞社の記者だ」と述べた。自身は北京に駐在しており、外国記者団の出発を確認しに来たという。
その上で、個人の意見だとしながら「(閉鎖の式典の)日程は23~25日で、天気を見て行うため、今この飛行機に乗れないとしても、明日でも(韓国記者団が行く)可能性はある」とし、「われわれの元首様(金正恩=キム・ジョンウン=国務委員長)が文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談し、良い合意に達した。われわれとしては朝鮮半島の大きな行事ではないか」と韓国記者団の参加が劇的に実現する可能性を示唆した。
続けて「今すぐは不可能であることは明らかだが、われわれは(いつも)大胆に事を行うから、希望を持って明日まで待ってみれば良い知らせがあるのではないかと思う」と述べた。
ウォン氏は、韓国記者団が式典に参加することになった場合の移動手段については「陸路を利用する可能性もある」と説明した。
北朝鮮は核実験場廃棄の取材のため韓国から計8人の記者を招待すると通知していたが、韓国側からの記者団名簿の受け取りを拒み続けている。
ynhrm@yna.co.kr