文大統領 ロシア首相と会談=南北ロの「3者協力」強調
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2018.06.21 23:57
【ソウル聯合ニュース】ロシアを国賓訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、モスクワのロシア政府庁舎でメドベージェフ首相と会談し、両国関係の実質的な強化について意見交換した。
文大統領とメドベージェフ首相の会談は今回が2回目。前回は昨年11月にフィリピン・マニラで開かれた東アジア首脳会議(EAS)に合わせ会談を行った。
両氏は昨年の活発な首脳間の交流により、両国関係が安定的に発展しているとの認識で一致し、貿易や人的交流の増加など、最近の両国関係の発展の成果についても意見交換した。
また最近の朝鮮半島情勢の変化を踏まえた両国の協力策が重点的に協議された。
青瓦台(大統領府)によると、両氏は南北首脳会談や朝米(米朝)首脳会談など、朝鮮半島情勢の肯定的変化が韓国とロシアの関係にも新しい協力の可能性をもたらしていると評価したという。
また朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着の進展のために両国の戦略的疎通を強化することにした。
文大統領は今回のロシア訪問を機に韓国と北朝鮮、ロシアによる3者協力事業の共同研究推進に合意し、その結果を基に具体的な履行策を樹立していきたいとの意向を示した。
メドベージェフ首相は南北・朝米首脳会談が開催されるまでの韓国政府の役割を評価する一方、3者協力事業の推進についても努力していく姿勢を示した。
yugiri@yna.co.kr