南北離散家族再会 施設改修に3億円超支出へ=韓国政府
記事一覧
2018.07.18 12:40
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は18日、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事(8月20~26日、北朝鮮・金剛山地域)のため、施設の改修に必要な経費32億2500万ウォン(約3億2000万円)を南北協力基金から支出すると明らかにした。
これに先立ち、韓国政府は11~16日に南北交流協力推進協議会を開き、南北離散家族の再会行事に対する支出を決めた。
南北は先月22日に赤十字会談を開き、8月に金剛山で再会行事を行うことで合意。行事の円滑な開催のため今月9日から韓国側担当者が訪朝し、面会施設などの改修を進めている。
一方、今回の南北交流協力推進協議会では、北朝鮮・開城工業団地内に南北共同連絡事務所を設置するための施設改修に必要な経費も南北協力基金から支出することが決まった。
改修に関し、事業管理費8600万ウォンが先に議決され、残りの事業費は工事費が最終的に算出されれば決定される予定だ。
統一部の関係者は「最終金額は、今後別途に協議会の審議・議決を経て確定される予定だ」と伝えた。
南北当局者が常駐する南北共同連絡事務所の設置は、4月27日に行われた南北首脳会談で署名された「板門店宣言」の合意事項で、政府は8月中旬の開所を目標にしている。
ynhrm@yna.co.kr