上半期のＩＣＴ輸出額が過去最高　前年比１８．３％増＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の科学技術情報通信部は１８日、今年上半期の情報通信技術（ＩＣＴ）分野の輸出額（速報値）が前年同期比１８．３％増の１０７４億７０００万ドル（約１２兆１３６０億円）だったと発表した。半導体の好調などで、半期ベースで過去最高を更新した。ＩＣＴ分野の輸入額は７．６％増の５２２億４０００万ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は５５２億２０００万ドルの黒字だった。

　今年６月のＩＣＴ分野の輸出額は前年同月比２０．４％増の１９１億３０００万ドル。単月ベースで過去２番目に多い。前年同月比の増加率は２０１６年１２月から１９カ月連続で２桁を維持している。輸入額は前年同月比３．０％減の８６億２０００万ドルで、貿易収支は１０５億ドルの黒字だった。

　６月の品目別の輸出額は、半導体が前年同月比３７．５％増の１１２億５０００万ドルで過去最高を記録した。半導体輸出はサーバーやスマートフォン（スマホ）向けの需要増により２１カ月連続で伸びている。

　携帯電話の輸出額は新型スマホの発売効果などで３．５％増の１２億９０００万ドルとなった。コンピューターおよび周辺機器は４７．２％増の１１億８０００万ドル。

　一方、ディスプレーは８．５％減の２１億６０００万ドルにとどまった。有機ＥＬパネルの輸出は増加に転じたが、液晶パネルの競争激化などが悪材料となった。

　６月の国・地域別の輸出額は、中国向けが３０．８％増の１０８億８０００万ドルで過去最高を記録した。米国向けは３８．２％増の１９億１０００万ドル。ベトナム向けは１１．９％減の１８億８０００万ドルと振るわなかった。

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