EUが鉄鋼セーフガード暫定発動 韓国など打撃
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2018.07.18 21:05
【ブリュッセル聯合ニュース】欧州連合(EU)は18日、23の鉄鋼製品に対するセーフガード(緊急輸入制限)を19日から暫定発動すると発表した。
米国が鉄鋼製品に対し関税を課すことで、米国に輸出されていた製品が欧州市場に集まるとの懸念から決定したと説明した。
今回の措置により韓国をはじめ、中国、インド、ロシア、トルコ、ウクライナなどが打撃を受けると予想される。韓国外交部によると、23品目の対EU輸出規模は330万2000トンで、金額は29億ドル(約3280億円)に上る。EUの鉄鋼業界を保護するため、EUは3月末にセーフガード発動に対する調査に着手していた。通常セーフガードを発動するには9カ月の調査が必要だが、すでに被害が発生しているという明確な証拠がある場合、最大200日前から暫定発動することができる。
EUは23の鉄鋼製品について、過去3年間の輸入実績を元に割当枠を設け、これを超過した場合25%の関税を課す。
yugiri@yna.co.kr