韓国公取委員長が中国のフォーラム出席　対中協力強化策など議論

【世宗聯合ニュース】韓国の公正取引委員会は３０日、同委員会の金尚祚（キム・サンジョ）委員長が中国・北京で開かれる中国競争政策フォーラムに出席するため訪中すると明らかにした。

　この日から２日間開かれるフォーラムは、中国の独占禁止政策を決定する国務院独占禁止委員会傘下の諮問委員会が主催し、米国、欧州連合（ＥＵ）、英国、日本など世界の競争当局の関係者と競争法（独占禁止法）の専門家が出席する。

　金委員長は今回のフォーラムで、「韓国経済における競争法と競争政策の役割と重要性」をテーマに基調演説を行い、韓国経済が政府主導から市場主導に転換した過程での公正取引法の役割と成果、公取委による財閥政策と下請けいじめなど企業間の上下関係の規制状況などを説明する。

　フォーラムで金委員長は中国の競争当局の責任者、張茅・国家工商行政管理総局長と協議会を開き、業務協約による協力関係の公式化、実務レベルでの交流活性化などの協力強化策を議論する。

　金委員長はこの席で、中国で活動する韓国企業に対する差別のない法の執行と、公正で合理的な手続きの保証などを求める計画だ。

　公取委の関係者は「韓中競争当局間の協力関係を強化するきっかけになる」とし、「多国籍企業連合、国際カルテルなど、グローバル市場での競争法違反行為に効果的に対応できる協力体制が構築される」と期待を示した。

ynhrm@yna.co.kr