北朝鮮産石炭の搬入 韓国政府が調査結果を国連安保理に報告
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2018.08.14 10:07
【ニューヨーク聯合ニュース】韓国政府が13日(米東部時間)、国連安全保障理事会の制裁決議により禁輸品目に指定されている北朝鮮産石炭が韓国に違法に持ち込まれていた問題に関する調査結果と措置を、安保理の北朝鮮制裁委員会に書面で報告した。国連外交筋が伝えた。
韓国関税庁は10日、韓国の石炭輸入企業など3社が昨年4月から10月にかけ7回にわたり、総額66億ウォン(約6億4000万円)相当の北朝鮮産石炭・銑鉄計3万5038トンを国内に違法に搬入したと発表。この3社とその経営者3人について在宅起訴相当の意見を付けて送検した。石炭はロシアの港で別の船に積み替えられ、原産地をロシアと偽る手口を使って韓国に搬入された。韓国政府はこうした内容を北朝鮮制裁委に報告したようだ。
安保理は昨年8月の制裁決議で北朝鮮の主要産品である石炭の全面禁輸を決定しており、これ以後の石炭輸入は決議違反となる。同決議の採択以降に北朝鮮産石炭を韓国に運び込んだことが確認された船舶は外国船籍の4隻で、韓国政府は11日付でこれら船舶の入港を禁じた。
報告を受け、北朝鮮制裁委は「韓国政府の徹底した制裁履行努力、国際社会との協力を評価する」と表明したとされる。
tnak51@yna.co.kr