韓国大統領府の「司令塔」機能強化へ 重大災害発生時
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2018.10.15 11:44
【ソウル聯合ニュース】韓国で重大災害が発生した場合の青瓦台(大統領府)の「コントロールタワー(司令塔)」としての機能が強化される。
行政安全部は15日、災害類型別の危機管理標準マニュアルを全面的に改定すると発表した。
関連する法律と指針によると、災害の発生時には危機管理標準マニュアルや危機対応実務マニュアルなどに従って対応することになっている。6月末現在、10の自然災害と27の社会災害で危機管理マニュアルが運用されている。
標準マニュアルはこのうち、災害管理体系と災害管理主務機関(中央官庁)別の任務と役割を規定するもの。
改定マニュアルでは、重大災害発生時の青瓦台のコントロールタワーとしての機能を強化するため、青瓦台国家安保室の役割を明確にする。また、国家安保室所属の国家危機管理センターが参加する災害管理テレビ会議を初期段階から運営できるようにする。
このほか、子どもや高齢者、障害者など社会的弱者の特性を踏まえた災害現場の避難手順、外国人死傷者を該当国の大使館に通知する手順なども盛り込む。
政府はあわせて、猛暑や寒波といった新たな類型の災害に対する危機管理マニュアルも設けることにしている。
tnak51@yna.co.kr