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文大統領がバチカンで演説「平和実現し南北分断を克服する」

記事一覧 2018.10.18 02:30

【ローマ聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日(現地時間)、「きょう、サンピエトロ大聖堂で捧げた朝鮮半島平和のための祈祷は南北の国民と平和を願う世界の人すべての胸に希望のこだまとして鳴り響くだろう」と話した。

 文大統領はバチカン(ローマ法王庁)のピエトロ・パロリン国務長官(首相に相当)が執り行う「朝鮮半島の平和のためのミサ」に参加し、ミサの終了後に行った演説でこのように述べた。

 また「平和を願うわが国民の大きな力になり、きょうのわれわれの祈祷は現実の中で必ず実現される」とし、「われわれは必ず平和を実現し、分断を克服する」と強調した。

 韓国の大統領がバチカンのミサに参加したのは今回が初めて。

 文大統領は「現在朝鮮半島で歴史的かつ胸が躍るような変化が起きている」とし、「9月に私と北の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は平壌共同宣言を採択し、南北間の軍事的な対決を終わらせることにし、核兵器も核の脅威もない平和な朝鮮半島を全世界に闡明(せんめい)した」と説明した。

 また「これまで南北は約束を一つずつ履行している」とし、「非武装地帯で武器と見張り所(GP)を撤収しており、地雷も撤去している。武力衝突があった黄海は平和と協力の水域になった」と説明した。

 さらに「米国と北も70年の敵対関係を終わらせるために対面した」とし、「法王が朝米首脳会談を前に行った祈祷のように朝鮮半島と全世界の平和な未来を保障する望ましい道を開拓している」と述べた。

yugiri@yna.co.kr

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