非武装地帯で新たに2柱の遺骨収集 朝鮮戦争戦死者と推定=韓国
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2018.11.06 17:23
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の遺骨発掘鑑識団は6日、北部の非武装地帯(DMZ)にある「矢じり高地」(江原道・鉄原)で、朝鮮戦争戦死者のものとみられる遺骨2柱を新たに発見したと明らかにした。
同地では南北が来年共同で実施する遺骨発掘作業に先立ち、10月1日から地雷の撤去作業が進められている。同地では10月に2柱の遺骨が収集されており、いずれも韓国兵と確認された。今回発見された2柱遺骨については身元の特定を進める方針だ。
朝鮮戦争中、矢じり高地では1951年11月から53年7月まで韓国軍と国連軍が中国人民志願軍と激しい戦闘を繰り広げた。韓国軍の戦死者は約200人、米国やフランスなど国連軍の戦死者は約100人に上ったとされる。北朝鮮兵と中国兵の遺骨も埋まっているとみられる。
南北は9月に署名した軍事分野合意書に基づき、来年4月1日から10月31日まで矢じり高地一帯で遺骨発掘を共同で行うことにしている。その事前作業として、10月1日から11月30日まで地雷と爆発物の撤去作業を行っている。
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