国連委が北朝鮮人権侵害非難の決議採択 韓国「賛同した」
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2018.11.16 09:32
【ソウル聯合ニュース】国連総会で人権問題を扱う第3委員会が15日(米東部時間)に北朝鮮の人権侵害を非難する決議を議場の総意(コンセンサス)により無投票で採択したことに関し、韓国外交部は16日(日本時間)、「わが政府は北の住民の人権が実質的に改善されるよう国際社会と共に努力していくという基本的立場からコンセンサスに加わった」と、記者団に説明した。
外交部によると、韓国は決議案を提案した61カ国の一員として、決議案作成の段階から参加した。同部は「今回の決議案は、従来の文言をおおむね維持する中で、現在進んでいる外交的な努力を歓迎しながら、北での人権と人道的状況の改善に向けた対話と関与の重要性に注目した」と述べた。
また決議案は、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の面会行事の再開と、離散家族問題を根本から解決するため人道的な協力を強化していくとした9月の南北首脳会談の合意事項をそれぞれ歓迎することを盛り込んだという。3月の平昌冬季パラリンピックに北朝鮮が初参加したことにも言及した。
国連は北朝鮮の人権侵害を非難する決議を2005年から毎年採択してきた。韓国外交部によると、12年と13年に続き16年以降はコンセンサスにより無投票で採択されている。
mgk1202@yna.co.kr