ナムジュン・パイクのアートの足跡たどる 京畿道で展示
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2018.11.16 12:30
【竜仁、楊州聯合ニュース】ソウルに隣接する京畿道で、世界的ビデオアーティストのナムジュン・パイク(白南準=ペク・ナムジュン、1932~2006)の芸術世界に触れられる展示が開催中だ。ナムジュン・パイクの芸術活動をたたえて建設された「白南準アートセンター」(竜仁市)が今年、開館10周年を記念して実施した催しなどだ。
白南準アートセンターの建設は、ナムジュン・パイク自身が2001年から京畿道と話し合い、03年にドイツの若手建築家らが共同で設計した。
延べ5600平方メートル、地上3階・地下2階建てで、展示室やビデオ保管室、多目的スペースなどからなる。鏡を多用したことが特徴。08年に一般公開された。
ナムジュン・パイクはこの世を去ったが、その芸術は今も生き続け、このアートセンターで彼の芸術世界をのぞくことができる。
アートセンターは先ごろ開館10周年の記念式典を開いた。現在、「芸術の共有地、白南準」をテーマとする企画展示やシンポジウムなど、実験的なプログラムを運営している。
一方、京畿道北部にもナムジュン・パイクの芸術を鑑賞できる場所がある。楊州市の「楊州市立張旭鎮美術館」だ。
洋画家の張旭鎮(チャン・ウクチン、1917~1990)の作品を展示する美術館で、12月2日まで企画展「張旭鎮と白南準のブッダ」を開催している。それぞれの仏教的な世界観を示す作品など30点余りを展示する。
mgk1202@yna.co.kr
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