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朴槿恵被告が公判を「ボイコット」 地裁は国選弁護人選定の手続きへ

記事一覧 2017.10.19 11:49

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁が、収賄罪などに問われている前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告の国選弁護人を選ぶ手続きに入る。

朴槿恵被告=(聯合ニュース)

朴槿恵被告=(聯合ニュース)

 同地裁は19日、朴被告とその親友の崔順実(チェ・スンシル)被告、両被告側への贈賄罪に問われているロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)被告の公判で、「朴被告は新たな弁護人を選任しておらず、国選弁護人の選定をこれ以上遅らせることはできない」と説明した。朴被告の弁護人7人は16日、地裁が同被告の勾留延長を認めたことに抗議し、全員が辞任届を提出した。

 地裁はまた「朴被告がきょうの公判に出席せず、弁護人もいないため、きょうの期日は延期する」と伝えた。選任された弁護人が事件の内容を把握するには時間がかかる見込みだとし、準備が整えば朴被告の新たな公判期日を指定するとした。同被告は健康上の理由で出廷は難しいとの自筆の理由書を前日に勾留先のソウル拘置所に提出し、事実上、裁判をボイコットした。 

 18の罪で起訴された朴被告の裁判は、法規定により弁護人がいなければ開けないが、同被告は国選弁護人が選任されても助力を拒むとの見方がある。

 朴被告の弁護を担当していた弁護士の一人は「(朴被告は)裁判所に一任すると言わなかったか。裁判所の勝手にしろという意味で、国選弁護人との面会も拒否する可能性が高い」と話している。

 一方、地裁は審理の遅れを防ぐため、この日の証人尋問を予定通り実施した。

tnak51@yna.co.kr

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